ブログを始めた次の日、風邪をひいてしまいました。
さっそく病院で診察を受け、6種類の薬を処方してもらいました。
薬の量も多いけれど飲むタイミングも薬の種類によってバラバラ。
食後、食前、就寝前、といろいろあって忘れてしまいそう。
今まで深く考えず飲んでいましたが、今回改めて薬の飲むタイミングとその理由について調べてみました。
薬を飲むタイミング
薬を飲むタイミングの基本知識です。
・食前→食事の約30分前
・食後→食事を終えてから30分以内
・食間→食事と食事の間。目安として前の食事から2時間程度あける。
・起床時→朝起きてすぐ
・就寝前→寝る約30分前
・頓服(とんぷく)→発作時や症状がひどい時。回数や間隔は薬によって違う。
特に食前と食間は飲むタイミングを間違いやすいので気をつけましょう。
他にも、
・食直前→食べる直前
・食直後→食事の直後
・◯時間毎→食事に関係なく時間通りに
というタイミングで飲む薬もあるようです。
なぜ薬の種類によって飲むタイミングが違うの?
当然こんな疑問も出てきます。
理由としては、
薬の効果を最大限に発揮するため
人体に悪影響を及ぼさないため
だそうです。
胃に食べ物があるかどうかで薬の効果が出やすかったり、副作用が出てしまう懸念があるとのこと。
具体的に調べてみると、
食前に飲む薬の場合
- 食べ物や胃酸の影響を受けたくない薬
- 食事で高くなる血糖値を下げるための薬
- 食後の吐き気を事前に抑える薬
食後に飲む薬の場合
- 食べ物と一緒の方が吸収が良くなる薬
- 空腹時に飲むと胃が荒れやすくなる薬
食間に飲む薬の場合
- 空腹の状態で飲むと吸収が良い薬
- 胃の粘膜を保護するための薬
就寝前に飲む薬の場合
- 寝ている間に効果が出る薬
- 睡眠を改善する薬
- 飲むと眠くなる薬
など、薬の種類で飲むタイミングが指定されるのも理由があるんですね。
飲み忘れを防ぐには?
薬を飲むタイミングが大切ということは分かったけど、ついつい飲み忘れてしまう。
そんなことはありませんか?
私はありました。
特に食前の薬を忘れがちで、食事中にハッと気付くこともしばしば。
そんな時は下記のように対策しましょう。
- 服用する薬の飲むタイミングを確認する
薬の種類によって飲むタイミングは違います。
下記のタイミングで確認しましょう。- 医師や薬剤師に処方される時
→薬について疑問があれば確認しましょう。 - 薬袋(やくたい)の記載
→薬が入っている袋のことです。薬剤師法第25条にて用法、用量の記載が義務付けられています。 - お薬手帳
→1回ごとではなく1日ごとの用量の記載になっている場合があるため間違えないように注意が必要です。
- 医師や薬剤師に処方される時
- 飲み忘れを防ぐ対策をする
- 薬を飲むタイミングの動作を決める
→「この動作をした時に薬を飲む」と事前に決めると薬を飲むことを思い出しやすいです。
下記の例を参考にして自分ならではの動作ルールを決めましょう。- 食前の薬:料理を作り始めた時、飲食店に入り最初の水を飲む時、帰宅した時など
- 食後の薬:食事が終わり水を飲む時、食器を片付ける時、お弁当のゴミを捨てる時など
- 就寝前の薬:歯磨き前後、テレビを消す時、スマホを充電する時など
- スマホのアラームを活用する
→食事の時間がある程度決まっている場合は、スマホのアラーム設定をすると便利です - お薬管理ケースなどのグッズを使う
→100均等で購入ができます
- 薬を飲むタイミングの動作を決める
上記のように対策をしても飲み忘れてしまう場合は、
医師や薬剤師に相談しましょう。
処方薬の調整や薬の飲むタイミングのアドバイスがもらえる場合があります。
まとめ
薬の効果を最大限発揮するために、
決められたタイミングで薬を飲むことが大切だと改めて分かりました。
薬の量も多く、タイミングもバラバラで管理が大変ですが、
用量・用法を守って一日でも早く風邪を治したいと思います。
薬のことで不明点があれば、医師や薬剤師に確認しましょう
薬のことをもっと知りたい場合は、厚生労働省が作成している広報用のリーフレットがありますので参考にしてください。
知っておきたい薬の知識-厚生労働省-令和3年10月https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/000830954.pdf
(参考:URLにgo.jpが入っているものは政府機関が保有するドメインです)
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