小さい子供を育てていると、
夜なかなか寝ない、夜泣きが多いなどの睡眠に関する悩み
風邪ひいたり熱を出したりなどの健康の悩み
他の子と比べて歩き始めるのが遅いなどの発達の悩み
など、さまざまな悩みが出てくると思います。
我が家ではつい最近まで
離乳食を食べない
という悩みがありました。
あの手この手で食べさせる努力をしていましたが改善されず、
ずっとこのまま離乳食を食べなかったらどうしよう、と思っていた矢先
突然離乳食を食べるようになりました。
今回はそんな我が家の離乳食拒否期から終了までを体験談としてまとめました。
同じように、子供が離乳食を食べず悩んでいる方のヒントになれば幸いです。
離乳食拒否になるまでの状況
子供のプロフィール
離乳食拒否期体験談の説明のために、
我が子のことを簡単に紹介します。
2021年10月生まれの男の子
2022年4月から保育園に通園しています。
2022年10月に1歳になりました。
2022年12月現在、1歳1ヶ月です。
離乳食拒否期間は2022年11月~12月の約1ヶ月間です。
月齢でいうと1歳~1歳1ヶ月くらいです。
それまでの離乳食の経緯
2022年3月に生後5か月を迎え、離乳食を開始。
初期は手作りとベビーフードを併用。
私が仕事に復職して忙しくなったこともあり中期、後期はベビーフード中心。
口に入れたものは何でもよく食べる子だった
離乳食が進むにつれ、離乳食を食べさせる難易度は上がっていきました。
ただ、食べ物の見た目でプイと顔を背けることはあっても
気をそらしたりしながら口に入れるとそのまま食べてくれたため、
最終的には毎食完食できていました。
食べさせるのに時間がかかるし、気をそらしながら食べさせるのに気を遣い、
毎回離乳食の時間は大変だな、くらいの気持ちでした
この時はまだ、
この子が全然離乳食を食べずに食事が終了する日が来るなんて思いもしませんでした
離乳食を食べない!?阿鼻叫喚の1ヶ月
離乳食拒否が始まった
1歳の誕生日を迎え、少し経った頃の話です。
今年何度目か分からない風邪をひき、熱を出したことで
離乳食を食べなくなりました。
ただ、病気の時に食欲がなくなるという経験はこれまでに何度かあるため、
風邪が治ったら食欲も戻って以前のように食べてくれるようになるだろうと
この時は軽く考えていました
数日後風邪も治り元気に登園できるようになったものの・・・
離乳食、食べません
いつもつけていたエプロンも嫌がります。
ご飯は食べます
パンも食べます
ですがそれ以外の肉、魚、野菜などを全く食べなくなりました。
全く興味を示さず、スプーンを近づけてもプイと顔を背けるのです。
気をそらして口に入れてみるものの、
口からベーっと出す
ご飯に混ぜて口に入れてみるものの、
ご飯以外の異物があると感じるのか、
ご飯ごと口からべーっと出す
美味しいから食べてごらんーと器を見せると
うわーんと泣き出す始末。
時間をかけても完食することはできず、
その日の夕食はご飯とバナナと粉ミルクだけになりました。
まだ体調そんなに良くないのかな?と思ったのですが、
その日から離乳食拒否の日々は1ヶ月続いたのでした。
特に、食べたくない食べ物を見せるとギャーと泣くので、
子が器をひっくり返し散乱した離乳食と泣き叫ぶ子供という
阿鼻叫喚の地獄絵図状態の時もありました。
離乳食拒否期の栄養
自宅で食べていたもの
食べ物はしらすご飯、パン、ヨーグルト、バナナ、みかん
飲み物は粉ミルク、フォローアップミルク、麦茶
おやつはハイハイン、かっぱえびせんなど
上記は離乳食拒否期間中もなんとか食べてくれていたものですが、
機嫌が悪かったりするとこれさえも食べてくれないこともありました。
保育園では完食していた
自宅では離乳食拒否が続き完食できない日が続いていましたが、
実は保育園では出された離乳食を完食することができていました。
保育園でも離乳食拒否はあったようですが、
保育士の方の手によって最終的には完食できていたようです。
保育園での離乳食拒否の様子を聞いてみましたが、
食べ物をみて泣き叫ぶことはなかったものの、
それ以外はほぼ自宅の様子と一致していたため、
そんな状態で完食させることができる保育士さんのスキルに感心しました。
また、自宅では食べないけれど
保育園では完食できているため、少しばかり栄養は取れているのだなと
ほんの少し安心することができました。
離乳食拒否期に実際にした対応
離乳食拒否ではあるものの、何とか食べてもらおうと
保育士さんに相談しながらもいろいろ試してみました。
食材を変えてみた
・ベビーフードではなく手作りに変更
・大人の料理から取り分ける
・のりを使ったおにぎりやのり巻き
ベビーフードはどうやっても食べず、
大人が食べているものに興味を示すこともあったため、上記のような変更をしました。
また、Youtubeで離乳食拒否期間ものり巻きなら食べたという情報を見て、
おにぎりやのり巻きをあげたところ、手づかみで食べてくれました。
食べさせる順番を変えてみた
・好きなものから食べさせ、機嫌を良くしてから食べてほしいものを食べさせる
・お腹が空いている時に食べてほしいものから食べさせる
これはどちらもうまくいきませんでした。
食べる場所を変えてみた
・自宅のベビーチェア
・親の膝の上
・自宅の床の上
・外出先のベビー休憩室
・レンタルスペース
これもうまくいきませんでした。
特に外出先は床に食べ物がこぼれたり周りの目や混雑状況などが気になって
長時間食べさせることができず断念しました。
機嫌をとってみた
・食事前にたくさん遊ばせる
・離乳食中に幼児番組を見せる
・音楽をかける
これもうまくいきませんでした。
その時は機嫌が良くても食べ物を見た瞬間、泣きます。
食べさせる人を変えてみた
・家族3人で食卓を囲み、交代で食べさせる
・パパだけいる場所でパパが食べさせる
・ママだけいる場所でママが食べさせる
これもあまり効果はありませんでした。
いろいろ試したけど、食材を変えてみるのが一番効果的でした。
ただこれは今回の我が子の場合の結論です。
お子さんの状況によって変わるかもしれないので、
それ以外はやって意味がないということではありません。
いろいろ試してみてください。
魔の離乳食拒否期間の終わり
相変わらず自宅では離乳食拒否が続いていたのですが、
ある日保育園から
「今日は離乳食嫌がらず進んで食べていましたよー」
と言われたのです。
期待をしながらその日の夕食の時間を迎えましたが、
自宅では依然として離乳食拒否は続いていました。
保育園で食べるのになぜ家では食べないのー?
と半ば諦めかけていたのですが、
保育園での離乳食拒否がなくなってから2日後のことです。
自宅で離乳食をあげたら、突然他の食べ物も食べてくれるようになりました。
あんなに嫌がっていたのに食べている姿を見て
大喜びしながら食べていることを褒めたら
なんとなく嬉しそうなニヤニヤした顔でその後も食べ続け、
ついに完食することができました。
次の日また離乳食拒否に戻っていたらどうしようと思いましたが、
こちらの心配をよそに次の日の朝もパクパクと食べ完食することができました。
約1ヶ月続いた離乳食拒否期間はこうして終わったのでした。
離乳食を食べるようになった理由の考察
どうして食べなくなったのか、
そして突然食べるようになったのはなぜか、
明確な答えは今でも分かりません。
本人も話すことができないので聞くことができません。
ただ、今から考えるとこういうことだったのかな、と思うことがいくつかあるので、
あくまで推測ですが、書いていきます。
体調不良が続いていた?
離乳食拒否が始まったのは風邪を引いてからでした。
風邪は治り元気にはなったものの、まだ本調子ではないため
好きなものや食べやすいものは食べられるけど、
あまり好きではないものや食べにくいものは身体が受け付けず
拒否反応として表れていたのかもしれません。
離乳食拒否期は誰にでもある?
ネットや周りのママ友の話を聞くと、
離乳食拒否になった月齢や離乳食拒否具合に違いはあるものの、
離乳食を食べない、という時期は比較的誰にでもあるようでした。
うちの子の場合は、1歳を過ぎた頃がそうだったのかもしれません。
食卓の雰囲気が悪かった?
離乳食拒否期間は離乳食を食べてくれなかったため、
あまり褒めたりすることがありませんでした。
ただ、食べないからと怒ることはせずに楽しい雰囲気作りを心掛け、
「なんで食べないのかなー?美味しいよー?」など明るく声掛けをしていました。
拒否期終了時に褒めた時の、にやっとしたあの笑顔を思い出すと
今日も食べないのかな?といった不安や焦りが伝わっていたのかもしれません。
離乳食を食べさせなくてはと、当初は不安や焦りの気持ちが強かったのですが、
離乳食食べなくても保育園とフォローアップミルクで最低限の栄養は取れてるし
元気に過ごしているから焦らなくても大丈夫かなという気持ちになった頃から
離乳食拒否がなくなったことからも、この可能性はあるかもしれません。
現在、離乳食は食べている?
今は離乳食を嫌がらずに食べています。
食べ物をみて泣き叫ぶこともありません。
離乳食拒否期間、新食材を試すことができなかったため、
完了期に向け新食材を食べさせています。
ただ、相変わらずベビーフードは嫌がるので、
大人の食事から取り分けたり、食べられそうなものを手作りしたりしています。
エプロンもつけるのを嫌がるので、
シリコン製のエプロンではなく、使い捨ての紙エプロンを使っています。
まとめ
我が家の離乳食拒否期は1歳からの約1ヶ月
主食、果物、ミルク以外は拒否でした。
試行錯誤の結果か、時間の経過によるものか、はたまた両方か、
今では他の離乳食も食べるようになりました。
またいつ離乳食拒否になるか分かりません。
拒否の原因は一つではないかもしれません。
その時は今回のことを思い出し、
試行錯誤をしつつも、あまり思いつめないようにしたいです。
我が家の離乳食拒否期の体験談が
同じような悩みを抱えている方のヒントになれば幸いです。
追伸
実母に聞いたところ、私も小さい頃しらすご飯しか食べない子だったらしいです。
成長しても好き嫌いが多い子で苦労したとか。
実は社会人になるくらいまで、私は結構な偏食でした。
社会人になった頃からは何故か今まで食べなかったものを食べたくなり、
妊娠出産期には我が子に栄養を与えないとという気持ちから、
栄養バランスを考えるようになったくらいです。
そんな私でもこの年まで成長しています。
多少離乳食拒否があっても好き嫌いがあっても
成長していつか食べるようになる、くらいの気持ちで大丈夫なのかもしれません。
好き嫌いで両親に苦労をかけて申し訳なかったなと
親になった今思うようになりました。
私のように好き嫌いが多いことで苦労した経験や
バランスが取れた食事をすることのメリットも大きいので
好き嫌いなくこの先も食べてほしいな思う一方で
私に似ても仕方ないかなと思う気持ちもあり複雑です。
どちらにしても我が子が元気に成長してくれることを祈っています。
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