メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅲ種の合格に向けて勉強することにしました。
「メンタルヘルス・マネジメント検定ってそもそも何?」
「メンタルヘルス・マネジメント検定って受ける必要があるの?」
「試験って難しいの?」
何かの資格勉強をする時は、こんな疑問が出てくると思います。
今回は、メンタルヘルス・マネジメント検定を受けるか悩んでいる方向けにまとめました。
メンタルヘルス・マネジメント検定ってそもそも何?
●メンタルヘルス・マネジメント検定試験
メンタルヘルス・マネジメント検定試験は、働く人たちの心の不調の未然防止と活力ある職場づくりを目指して、職場内での役割に応じて必要なメンタルヘルスケアに関する知識や対処方法を習得していただくもので、2006年に開始しました。
(引用:試験のご紹介 | メンタルヘルス・マネジメント検定試験 (mental-health.ne.jp))
●コース内容
メンタルヘルス・マネジメント検定試験は、目的と対象者別に3つのコースが設定されています。
Ⅰ種(マスターコース)
・対象:人事労務管理スタッフ、経営幹部
・目的:社内のメンタルヘルス対策の推進
⇒企業のメンタルヘルスケアの方針や制度を決める立場の人向け
Ⅱ種(ラインコース)
・対象:管理監督者(管理職)
・目的:部門内、上司としての部下のメンタルヘルス対策の推進
⇒管理職やリーダーなど、職場環境向上を目指す立場の人向け
Ⅲ種(セルフケアコース)
・対象:一般社員
・目的:組織における従業員自らのメンタルヘルス対策の推進
⇒ストレスとの向き合い方を学びたい人向け
こんな人におススメ
・ストレスが溜まりやすい業界、業種で働いている方
・ストレスとの向き合い方を学びたいという方
・メンタルヘルス・マネジメント試験合格による会社の補助金制度がある方
・自己啓発のために何かしらの試験を受けたい方
こんな方におススメの試験です。
ちなみに私がメンタルヘルス・マネジメント検定を受ける理由は、
・仕事面でもプライベート面でも役に立ちそうだから
・メンタルヘルス・マネジメント検定試験合格の会社の補助金制度があるからです。
試験合格を目指さなくても、勉強するだけで役に立ちそうな内容ですが、
補助金制度があるのでせっかくなので試験合格を目指すことにしました。
最近注目され始めた資格
受験者数の増加
今、メンタルヘルス・マネジメント検定の試験合格を目指している人が増えています。
(2010年11月)の受験者数は約1万1000人程度でしたが、
年々メンタルヘルス・マネジメント検定試験の受験者数は増えており、
昨年(2021年11月)の受験者数は約1万8000人まで増えています。
約10年でおよそ6割ほど、受験者数が増えている計算になりますね。
大手企業も注目する試験
検定の公式HPには、大手企業社員も多く試験を受けていることが記載されています。
<2021年度受験申込者上位法人>
・明治安田生命保険相互会社
・日本郵便株式会社
・YKK AP株式会社
・株式会社NTT東日本ー南関東
・大同生命保険株式会社
・山九株式会社
・株式会社建設システム
・水戸証券株式会社
・NTTコミュニケーションズ株式会社
・日本情報通信株式会社
・株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
・川田工業株式会社
・ヤマトシステム開発株式会社
・株式会社エヌ・ティ・ティエムイー
・株式会社快活フロンティア
・川田建設株式会社
・三菱電機ビルソリューションズ株式会社
・大阪ガス株式会社
・高砂熱学工業株式会社
・ローム株式会社
以上のことから、今後も受験者は増えると思われ、
最近注目されている試験といえるでしょう。
どこで試験を受けられる?難易度は?
試験情報について下記にまとめました。
受験資格
メンタルヘルス・マネジメント検定には受験資格がありません。
年齢、性別、学歴、国籍、その他受験に必要な資格はないため、
気軽にインターネットで申し込みができます。
申込方法
・個人申込:インターネットから申込
・団体申込:所属企業、団体、学校経由で申込
試験会場
札幌、仙台、さいたま、東京、横浜、新潟、浜松、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、高松、福岡
受験料
Ⅰ種(マスターコース) :受験料11,550円(税込)
Ⅱ種(ラインコース):受験料7,480円(税込)
Ⅲ種(セルフケアコース):受験料5,280円(税込)
それぞれ、クレジットカード払いかコンビニ店頭での支払いができます。
※団体特別試験の場合、受験料は異なります
複数コースの同日受験もできる
Ⅰ種(マスターコース)の試験は年1回のみ、
Ⅱ種(ラインコース)とⅢ種(セルフケアコース)の試験も年2回のみで受験機会が少ないため、
できれば複数コースの同日受験をしたいという方もいると思います。
Ⅰ種+Ⅱ種、またはⅡ種+Ⅲ種の同日受験はできます
ただし、その場合は午前と午後と続けて試験を受けることになるので、
体力や集中力に自信がある方以外は同日受験は避けた方がよいでしょう。
2022年度試験日程
2022年11月6日(日) ※終了
Ⅰ種(マスターコース)、Ⅱ種(ラインコース)、Ⅲ種(セルフケアコース)
2023年3月19日(日)
Ⅱ種(ラインコース)、Ⅲ種(セルフケアコース)
↓↓↓
・申込期間(一般受付)
2023年1月27日(金)~2月9日(木)※コンビニ決済は2月5日(日)まで
・申込期間(団体受付)
2023年1月10日(火)~1月20日(金)
残念ながら、今年度のⅠ種の試験は既に終了しています。
年に2回(Ⅰ種は1回)のみのため、試験合格を目指す方は
試験日、申込期間をよく確認し、申し込みし忘れがないように気をつけましょう。
難易度
検定公式HPのデータによると、合格率は下記の通りになっています。
・Ⅰ種(マスターコース)約10~20%
・Ⅱ種(ラインコース)約40~70%
・Ⅲ種(セルフケアコース):約60~80%
実施日によって多少合格率に違いはあるものの、
試験難易度はⅠ種>Ⅱ種>Ⅲ種と、Ⅰ種の難易度が一番高いようです。
Ⅱ種とⅢ種であれば、しっかり勉強すれば合格できる試験といえるでしょう。
また、最近の傾向として、
Ⅲ種の合格率は直近3回で81.9%→71.2%→64.4%と低くなっています。
特に、2022年3月20日(第32回)検定試験では、Ⅲ種の合格率は64.4%で、
同日のⅡ種の合格率69.8%よりも低い結果です。
Ⅲ種といえども、しっかり勉強して合格を目指していきましょう。
私自身の感想は後日試験を受けた時に追記します。
勉強方法
Ⅰ種、Ⅱ種、Ⅲ種それぞれ公式テキストが出版されています。
・Ⅰ種公式テキスト:4,730円(税込)
・Ⅱ種公式テキスト:3,410円(税込)
・Ⅲ種公式テキスト:2,200円(税込)
※注意※
現在の試験は公式テキスト第5版の内容で出題されています。
中古本等で入手する際は気をつけましょう。
まとめ
メンタルヘルス・マネジメント検定とは、
メンタルヘルスケアに関する知識と対処法に関する試験で
Ⅰ種(マスターコース)は企業全体、
Ⅱ種(ラインコース)は部署やチーム単位、
Ⅲ種(セルフケアコース)個人一人ひとりと対象範囲が異なります。
勉強するだけでも比較的役に立ちそうな内容となっていますが、
Ⅱ種やⅢ種であれば、しっかり勉強すれば合格することができる試験であるため、
検定合格を自己啓発目標にしたり、補助金(一部の会社)を受けることもできます。
就職、転職向けの自己PR向けではなく、現状の改善を目的とした検定といえるでしょう。
この記事がメンタルヘルス・マネジメント検定試験を受けようか悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
今回メンタルヘルス・マネジメント検定について調べたことで私のモチベーションも上がったので、
試験合格までの推移も体験談として書きたいと思います。
メンタルヘルス・マネジメント検定についてもっと詳しく知りたい方は、
こちらの公式HPを確認しましょう↓
メンタルヘルス・マネジメント検定試験 | 働く人たちの心の健康と活力ある職場づくりのために (mental-health.ne.jp)
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