身に覚えのない請求があった時にする3つの対処法(不正請求?悪用?)

経済

クレジットカードの明細を見て、

「身に覚えがない明細が載っている」

そんな風に感じたことはありませんか?

今回は、そんな不明請求があった時の対処法を私の経験をふまえ、まとめてみました。

不明請求を解決する3つの方法

基本的には下記の順番で確認していきましょう。

  1. 自力で調べて思い出す
    自分の利用であれば、きっかけ次第で思い出すことができます(方法は後述します)

    メリット →・一番早い
    デメリット→・調べても分からない、自力で思い出せないことがある
          ・第三者利用(悪用)の可能性がある
  2. 利用店やサイトに問い合わせをする
    利用したお店やサイトであれば、契約内容や購入履歴などより詳細な内容がわかります

    メリット →・カード会社に相談するより早く解決する
    デメリット→・問い合わせ先を探すのが手間
          ・電話での問い合わせ先がないことが多い
          (メールや問い合わせフォームのみ)
  3. カード会社に相談する
    手がかりがないのであれば、カード会社に相談しましょう
    ただし、契約内容は個人情報のため、カード会社でも分からないことも多いです

    メリット →・電話で気軽に相談しやすい
          ・利用店の電話番号などを教えてくれる場合がある
    デメリット→・時間がかかる(約1ヶ月~3ヶ月)
          ・カード番号変更等の条件がある場合がある(元の番号に戻せない)
          ・今後その店の利用が出来なくなる可能性がある
          ・満足する結果が得られない場合がある

自力で調べて思い出す方法

自分の利用であれば、きっかけ次第で思い出すことができます

1.不明請求の「日付」「利用店・利用名称」「金額」から心当たりを探す

●「日付」から探す
 ・該当の日付のレシートを探す
 ・該当の日付のメールを探す
→外出先で購入や契約していればレシート、ネットで購入や契約していればメールが残っている場合があります

●「利用店・利用名称」「金額」から探す
 ・インターネットで検索する
→その金額の料金プランやサービスが出てくることがあります
 また、テナント名やグループ会社名がカード明細に記載される場合もあります
 

2.不明請求の請求状況から利用内容を推測する

心当たりがない場合、不明請求の請求状況から利用内容を推測しましょう。
下記の順番で請求状況を確認しましょう。

①明細を確認する
→カードの利用履歴は郵送明細書(ハガキ、封書)やWEB明細(会員サイト)で確認できます。
 明細書が手元になく、WEB明細も見られない場合はカード会社に相談しましょう。

②不明請求の「日付」「利用利用名称」「金額」を書き出す

●不明請求と同じ名前の明細が他の日にも請求されているのかを確認する
→毎月継続して請求されている場合もあります。
 月額料金であれば毎月、年会費であれば毎年、3ヶ月更新や6か月更新といったサービスもあるので、
 1年前の同じ月の明細書から確認すると全体の請求状況が理解しやすいです。

 また、明細を確認していく中で、別の利用名称の不明請求が見つかった場合も、
 同じように書き出していきましょう。
 その際は、「利用利用名称」ごとに書き出すと後から見返したときに分かりやすいです。

③不明請求の請求状況を確認する

今回のみの請求か、それとも複数あるのか
利用日に規則性があるか
金額が同じか、金額が変動するか

④パターン別の推測結果

①~③の流れにそって確認すると、下記5つのパターンに分類されます。

その1 今回のみの請求
その2 複数あり、利用日に規則性(毎月1日など)があり、金額が同じ
その3 複数あり、利用日に規則性(毎月1日など)があるが、金額が違う
その4 複数あり、利用日に規則性(毎月1日など)がなく、金額が同じ
その5 複数あり、利用日に規則性(毎月1日など)がなく、金額も違う

それぞれのパターンごとに見ていきましょう
↓↓↓

その1 今回のみの請求
→外出先やネットで購入したものや新しく契約した商品やサービスはないでしょうか。

その2 複数あり、利用日に規則性(毎月1日など)があり、金額が同じ

月会費や年会費の可能性(例、サブスク料金、カード年会費など)があります。
 請求が始まった月前後に、外出先やネットで契約した商品やサービスはないでしょうか。
 また、毎月定期的に届く商品がないか、思い出してみましょう。
 契約によっては初年度無料、最初の○ヶ月間のみ無料で途中から有料になるサービスもあります。

その3 複数あり、利用日に規則性(毎月1日など)があるが、金額が違う

→継続サービスの前月使用料金の可能性(電話料金、ネット宅配サービスなど)があります。
 金額から思い当たるご利用はないでしょうか。

その4 複数あり、利用日に規則性(毎月1日など)がなく、金額が同じ

残高や商品が少なくなった時に追加購入するサービスの可能性(オートチャージなど)があります。
 金額から思い当たるご利用はないでしょうか。

その5 複数あり、利用日に規則性(毎月1日など)がなく、金額も違う

日常的に利用しているお店やサービスの可能性があります。
 利用名称や利用店名に心当たりがなくても、グループ会社名やテナント名称等、違う名前で
 カード明細に記載される場合があります。
 レシートやメールを確認したり、日付や金額から心当たりがないか調べてみましょう。

利用店やサイトに問い合わせをする方法

利用したお店やサイトであれば、契約内容や購入履歴などより詳細な内容がわかります

①問い合わせ先を見つける
●「レシート」や「メール」から探す
●「インターネット」から探す
→電話番号や問い合わせフォームを探しましょう

②問い合わせをする
自力で思い出す方法の②2.不明請求の「日付」「利用店・利用名称」「金額」を書き出す
書き出した不明請求を確認しながら問い合わせするとスムーズです。

カード会社に相談する方法

手がかりがないのであれば、カード会社に相談しましょう
ただし、契約内容は個人情報のため、カード会社でも分からないことも多く、
回答まで時間がかかった(約1ヶ月~3ヶ月)わりに、満足する結果が得られない場合もあります。

①問い合わせ先を見つける
カード明細の問い合わせ先
クレジットカード裏面の問い合わせ先
カード会社の公式HPの問い合わせ先
→カード会社の問い合わせ先は比較的簡単に調べることができます。

②問い合わせをする
自力で思い出す方法の②2.不明請求の「日付」「利用店・利用名称」「金額」を書き出す
書き出した不明請求を確認しながら問い合わせするとスムーズです。

*クレジットカード番号を変更することについて*
カード会社ではクレジットカード番号を変更することができます。
悪用の可能性がある場合、「カード番号の変更」が一番効果的であり、安心ですよね。
ただし、状況にもよりますが、カード発行手数料がかかることもあれば、カード番号を登録して継続的にカード払いしているサービスがある場合、新しいカード番号を各社に連絡する手間がかかります。
さらに、カード番号変更の申し出後、「やっぱり変更せず元のカード番号に戻したい」そんなことはできません。そういったことを避けるためにも、まずは自力で思い出す努力をしましょう。

私の不明請求の経験談

最近忙しく、カードの利用明細を見ていませんでした。
久しぶりに会員サイトにログインし、WEB明細を見てみたところ、
ST*クックパッド 108円」という明細が載っていました。

しかも1件だけではなく、毎週の請求になっていて、1ヶ月の明細書に4件ある・・・。

最近クックパッド見て料理作った記憶もないし、
そもそもクックパッドって無料だよね?有料会員登録したのかな?
と不安な気持ちで明細を遡っているうちに思い出しました。

結論
↓↓↓
クックパッドマート(アプリで食材を注文し配達してもらうサービス)で
毎週たまごや牛乳を購入している料金
でした

「クックパッド」といえばレシピ検索サイトのイメージが強かったので、
「クックパッドマート」という明細であれば、すぐに気付けた(はず)と思っています。
利用名称にマートがあるかないかだけの違いですが、単語の受ける印象で思い出せるかどうかが大きく影響するのだなと改めて感じました。

まとめ

クレジットカードは便利な支払方法ですが、
悪用の可能性もあるため、日ごろからカード明細を確認していくことが大切です。

その際に、もし不明請求があれば、

①自力で調べて思い出す
利用店やサイトに問い合わせをする
③カード会社に相談する

という方法で解決させることができます。

安心で快適なクレジットカードライフを送るために
この記事がお役に立てば幸いです。

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